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サラリーマンであり、父であり、夫である 普通の親父が日常で得た気付きや悩みを 書き出すブログ

どうしても好きになれない上司との付き合い方

上司を選ぶことなんて絶対にできない。
気の合う上司と働けることなんて本当に稀だと思う。
私が今まで付き合った上司は8人。
働き始めて約13年なのでほぼ1.5年ごとに上司が変わったことになる。
気の合う上司もいたし、そうでない上司もいた。
ご多分に漏れず、気の合う上司は8人のうち2人だけだった。
2人もいたことは幸せだったと感じるべきだと思う。

今の上司はどんな人かというと、典型的な上を見て仕事をする人。
上を見るのが得意な人は、ほとんどの場合専門性がない。
うまく上司にゴマをするだけで出世できてしまうからベースの専門性が育たない。

そんな状態で出世してしまうから、部下を持つととても苦労する。
専門性がないから行き当たりばったりの指示を出して職場を混乱させる。
混乱は感じていても自分に専門性がないことを自覚しない又はマネージャーはマネジメントが仕事で専門性不要と考えているため成長しない。
そうこうしている内に専門的な問題が頻発するという悪循環。

ダメ上司との付き合い方を私なりにまとめてみた。

 

 

①ダメ上司が自分に与える実害だけに目を向ける

 ダメ上司は話をしているだけで腹が立つ。
ベースの理解力・専門性がないから、同じことを何度も説明しないといけない。
外部との会議では一切何も話さない、話せない。「何か話せよ、何のために来たんだ?」と腹が立つ。
腹が立つことを超えて、その人の部下でいることを恥にすら感じる。

でも腹が立つなど感情的な損害を一旦忘れて実害だけに目を向ける。
例えば、自分の仕事、伝票を止めるなど。
ダメ上司にはベースの専門性、理解力がないため仕事を止めることすらできないはずである。
ダメ上司にない専門性で勝負すれば、上司は理解していないことを悟られないために仕事を止めようとしない。
せいぜい、的外れなアドバイスをして印鑑を押すだけだろう。

まずは、実害に目を向けて、自分の精神上の健康を手に入れよう。

 

②ダメ上司が得意なことを探し、それを利用する

 どんなにダメ上司でも一点ぐらいは自分より得意なことがあるはず。
それをまず探す。そしてそれを利用する。

私の上司は資料、報告書作成が得意。
あること無いこと並べてまとめ上げることは天才的だ。
そこに専門性はない。上が見たときに嬉しいかどうかだ。

 私は部下の資料、報告書に技術的な問題点がなければどんなに体裁が悪くて印鑑を押す。
そうすると、その資料は上司のチェックを受けることになる。
上司は自分の得意分野なので、何度も何度も資料のやり直しを求める。
細部にわたる修正により資料の出来栄えは格段に良くなる。
私は部下には技術的な部分だけは絶対に間違った修正をしないように念押しするだけ。
上司の得意分野を利用するメリットは2点もある。

・上司が生き生きとして、他にしょうもない仕事を発生させない。
 上司が唯一活躍できる場面、自分がいなくてはだめだなと思わせてあげる。
 上司は資料の修正に没頭するので、しょうもないことを思いついたりはしない。

・自分の時間を作れる。
 資料の修正は本来、私にも課せられた仕事だろう。
 でも私自身はしない。
 上司にアウトソーシングしていると考えている。
 私はもっと有意義な時間を使い方をする。
 自分しか思いつかない仕事を生み出すか、早く帰って家族と遊ぶ。

③ダメ上司を逆利用して自分の評価を上げる

 ①で精神的な健康を手に入れ、②で時間を手に入れる。
そうすることで自分のパフォーマンスが上がってくるだろう。
上司が思いつかない一手を繰り出そう。
ダメ上司が思いつかない一手は難しいかもしれない。
ダメ上司が生み出した失敗を帳消しにすることを
考えれば案外思いつく。
ダメ上司が生み出したことを一つ一つ思い出せば案外簡単に思いつく。
私の上司が接待に負けて付き合った外部メーカーのせいであるコストが上がっていた。
さらに恐ろしいことに、そのコストアップの責任を外部メーカーに押し付けようとするから外部メーカーも困っていた。
私がやったことはもともと付き合っていた会社に戻すだけ。
コストが下がるから誰も反対できない。

上司もコストアップには困っていたのでまさに渡りに船。
自分が事の発端だということなど忘れて協力しようとする。

ダメ上司はどんどん問題を起こす。
その問題を自らが解決することで自分の評価を上げよう。 

 

④ダメ上司を反面教師にして周りからの信頼を得る

 上司に専門性がなく、上だけを見て仕事をして職場に混乱をまねていることに気付いているのは自分だけでないだろう。
それに正面から反発して喧嘩している人もいるかもしれない。
喧嘩をしても何も生まれない上述の①~③のように上司を利用しよう。

もし①~③がうまくできたらダメ上司の最大のメリットが生まれてくる。
ダメ上司に代わって職場を安定化させることで自分の人望が上がっていく。
上司に反発することなく成果を上げる自分に部下はついてくる。
部下からの大きな信頼を得ることができる。
部下からの信頼を得ることで上述の①~③を何度も深く繰り返すことができる。
私の意図を理解した部下が出てくればダメ上司との仕事がうまく回りだす。

むしろダメ上司がもっとダメになることを期待する。
そのくらいまでダメ上司を利用しよう。