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サラリーマンであり、父であり、夫である 普通の親父が日常で得た気付きや悩みを 書き出すブログ

変化を求める役員、変化を嫌う中間管理職

会社の役員が会社の変化を説明するニュースをよく見聞きする。

在宅勤務の拡大、副業の解禁、定時退社日の設定etc

働き方の変化はいつも会社役員から発表される。

でも実際に職場で運用される時に弊害となるのは中間管理職の抵抗。

「在宅勤務でどのように業務効率が上がるのか分からない」

「副業を解禁すると、本業への支障があるかもしれない」

「定時退社を徹底すると、売り上げが落ちるかもしれない」

中間管理職は「かもしれない、分からない」ことを理由に働き方の変化に抵抗する。

なぜ、中間管理職は抵抗するのか?

それは変化の結果が分からないから、管理できないから。

現在の中間管理職はマネージャーであってリーダーではない。

一方で会社役員はリーダーであってマネージャーでない。

 

文字通り言うと

マネージャーはマネジメントする人。マネジメントを直訳すると「管理する」。

メンバーがルールにしたがって業務しているか、メンバー間で問題は起こっていないか確認して

問題があれば解決する人

※「もしドラ」で言うマネージャーを実現できている人なんてほとんどいないので

 

リーダーはリードする人。ある方向性に向かってメンバーを引っ張るする人。

売り上げ100億を目指そうとか、世界で最も愛される会社にしようとか

具体的、抽象的を問わずある方向性を指し示してメンバーを率いる人

 

大きな不祥事が発生すると謝罪会見をするのは会社役員すなわちリーダー。

だから会社役員の謝罪内容は「私の知らないところでこのような不祥事が起こっていた」

リーダーは現場をマネジメントしていないから現場で何が起こっているかなんて分からない。

会社役員は中間管理職が現場をマネジメントできていなかったことを咎める。

中間管理職がマネジメントに徹する気持ちもよく分かる。

 

話を働き方の変化に戻します。

私たちプレイヤーが対峙しているのはマネージャーであってリーダーでない。

その点を理解せずにリーダーの示す方向性を求めても、変化は絶対に生まれない。

残念ながらさすがのリーダーも細かいところは現場に任せる。

マネージャーは現場で問題が起こることを最も嫌う。

これまでの実績で管理できうる状況、すなわち変化のない職場を最も好む。

 

いくら説得しても残念ながら最終的な責任者はプレイヤーでなくてマネージャー。

マネージャーが変わらなければ働き方に変化は生まれない。

そのためには変化が起きていないことを問題とする。

「変化が起きないように管理する」から「変化が起きるように管理する」に変える。

いくら変化の少ない会社でも、身近に変化をきっかけに成長している職場があるはず。

好事例を説明して変化=問題でないこと、変化=成長であることを理解してもらおう。

 

そのために自分のできることは、変化=問題にならないように他のメンバーを管理することである。

マネージャーから管理の仕事を少しでも受け取って、

マネージャーにリーダーの仕事をする余裕を与えてあげよう。

 

リーダーとは何なのかは

oyaji.hatenadiary.com