【読書感想】why Digital Matters? "なぜ"デジタルなのか
プログラミングを学ぶ中で、自分が目指すべき方向性を考えたくて読んでみた。
・Iotを駆使して現場の改善を促進することがインダストリー4.0ではない。
それはもともと日本企業が得意としてきた現場改善の延長戦であり、新たな競争軸を生み出すことではない
※そもそも日本企業は他国企業に比べて現場改善が進んでいるのでIotだけでは伸びしろは少ない
・「自分の技術/担当領域」に限らずにお客様の真の欲求に寄り添う戦略(デザイン思考)を達成するうえでのツールがデジタル化
→イノベーションのジレンマを克服するにはデザイン思考。
デザイン思考を優先するには、場所や人、プロセス(思考の統一)が必要。
既存の事業を「合理的に」判断していてはイノベーションのジレンマは克服できない。
※市場がないのに市場調査をしないといけないetc
・デジタルとは人が走らずに電子が走る。電子は疲れない、リアルタイム、コピーはタダ、分析が可能。
・①データの発生源 ②共通プラットフォーム ③アプリケーション ④顧客を結びつける②デジタルプラットフォームを作る必要がある。
デジタルプラットフォームは自社だけで作ったら負け、カスタマイズしたら負け。
コピーはタダの原則が崩れるから
→なのでソフトウェアは「作る」ではなくて「使う」を徹底する
インダストリー4.0を何となく理解することができたつもりがする。
既存事業の発展とデジタルを使った新たな事業軸の発掘。
どちらも否定されるべきではないというのがまさに「両利きの経営」なのだと実感した。
現場改善の徹底された日本企業で育った自分にとって「現場を見ない」はある意味新鮮。
そのご利益(100点をひたすら目指さないといけない現場から離れる)も腹落ちした。