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判断できないか上司と付き合う方法

上司が判断してくれないのは何故なのか?
上司が置かれた環境から考察してみた。

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上司がプレーヤーとして担当していた経験

あなたの上司がプレーヤーとして担当していたのは何年前ですか?どんなプロジェクトを担当していましたか?
私の上司が担当していたプロジェクトは製品化に至りませんでした。
製品化への日程をすべて経験することなく決裁者になった人です。
ですので、製品化が近づくと何をどう判断すればいいのか分かりません。
もし上司が製品化に至ったプロジェクトを担当していたとしても、何世代も前の製品を担当していたことが多いのではないでしょうか?
決済者の知識や経験が十分でなく最新にもなっていないのに、最新の製品の決済ができるでしょうか?

結果ではなくプロセスを重視

製品化にはどうしても時間がかかります。
製品にも寄りますが10年かかるものもあります。
短いものでも1,2年は要します。
一方で、人事評価は年に2回、夏と冬のボーナスに合わせておこなわれることが一般的です。
製品化できたのか?その製品は売れたのか?が判明する前に人事評価を行うことになります。
売上など明確なアウトプットがない以上、プロセスを重視して人事評価をせざるを得ません。

プロセスとアウトプットの関係が分かっていれば、アウトプット重視の人事評価は何の問題もありません。
でも、世の中にプロセスとアウトプットの関係が分かっている会社はあるでしょうか?
そんな会社があれば、増収増益が永遠に続くことになります。
実際には、そんな会社は存在しません。
すなわち、アウトプットとは無関係にプロセスを評価していることになります。

仕事を一周回さずに上司となる

先ほど記載の通り、製品化には何年もの時間を要します。
製品化を前に人事評価をするということは、製品化の可否判断の前に出世できるということになります。
製品化の可否判断を受けたことがない人が製品化の可否判断をする側になるということです。
人事評価のポイントであったプロセスですら、半周しかしていない不十分な状態です。

以上の上司の置かれた状況を加味すると
現場のプレーヤーと上司の意見が合わないことは仕方がないことだと考えるべきです。
上司は、アウトプットではなくてプロセスだけで評価されてきました。
評価されたプロセスは、アウトプットとは無関係でしかも半周しかしていないからです。
上司の経験不足を責めても、損するのは自分です。


経験不足な上司と上手く付き合うには

経験不足な上司とうまく付き合うには、上司の経験不足を知ることです。
上司が過去に経験した製品は?製品化されたのか?どこまで経験したのか?を知ることです。
上司の経験不足を知ることで、上司は何が分からずに判断できないかが分かります。
上司をうまく使いこなすことができれば、自分の仕事は飛躍的にスピードアップできます。

経験不足のために決裁判断ができない上司を責めても仕方がありません。
責めるべきは経験不足の人を上司にした会社です。
その会社を変えるには結果しかありません。
上司を上手く使って結果を残すしかないのです。

上司は何が足りなくて判断不能に陥ってるのかを上司の経験不足から読み取って上司を動かしましょう。

oyaji.hatenadiary.com