緊張と不眠 根底は同じ
ある時期を境に不眠と緊張に苦慮するようになった。
少し前までは不眠も緊張も私には無関係な言葉だった。
ある時突然、寝付きが悪くなった。
ほぼ同じ時期に人前で話すと緊張するようになった。
不眠と緊張が出始めた時期
不眠と緊張が出始めた時期から会社で複数の人を代表するリーダーとしての業務が増えてきた。
それまでもリーダーとしての業務がなかった訳ではないが、どちらかと言うと組織上のリーダーが別にいて実質的なリーダーを自分が担う状況であった。
実質的なリーダーを差し置いてチームを引っ張ることが多かった。
実質的なリーダーもその方がチームのパフォーマンスもいいし、その上の上司もそう望んでいた。
その後、自分が名実ともにリーダーになった時期から不眠と緊張に悩み始めた。
不眠と緊張が出始めた理由
名実ともに自分がリーダーになった時期に様々な集まりの代表を任されるようになった。
今までに深く付き合っていない人の代表にもなったということ。
また、その時期から次の昇格話が出始めた。
査定が上がったり、役員面談が組まれたりと社内で一般的に行われる昇格の事前準備が始まった。
今までの自分なら代表の役割は果たせる。
昇格も過剰に求めてもいない。
自分の中ではそう考えていた。
今から考えると、実際には回りからどう見られるかを過剰に意識するようになったと思う。
今までは実質的なリーダーでしかないことに不満を持っていた。
名実ともにリーダーになって、さらに上のポジションも見えてきた。
今までの不満が希望に変わりつつあることで「失敗できない、他人から良い評価をもらおう」という気持ちに変わった。
不眠と緊張の症状
布団に入ってから上手くやる方法を考え込んでしまう。
こうすればいい、明日出社したら試してみようとか考え始める。
他にもアイデアを出そうとする。
頭がどんどん冴えてくるのが自分でも分かる。
その結果、朝まで眠れないことが何度もあった。
同時期に人前で話すことが苦手になった。
参加者が数十人になるだけでうまく話せないようになった。
自分の話す順番になる直前でいきなり緊張に襲われる。
当然、緊張が始まるので対応ができない。
カンペを見ないと不安になり、カンペを噛みながら話すことで一杯一杯だった。
それまで不眠に悩んだこともなかったし、人前で話すプレゼンテーションは、むしろ得意だと自負していた。
だからこそ、自分なりにとても悩んだ。
不眠と緊張の克服方法
まだまだ不安ではあるが、不眠も緊張も改善しつつある。
不眠に関しては半年以上発生したことはない。
緊張は試行錯誤しながら自分なりの克服方法を作りつつある。
不眠も緊張もほぼ同じ時期に発生したことから同じ理由だと考えている。
理由が同じなので克服方法も同じである。
自分への過剰な期待や集中を自分の外へ向けること。
不眠であれば、回りや外の音に意識を向ける。
風の音、車の音、自分の外には色んなことが起こっている。
それに意識を向ける。
緊張であれば、回りの人の言動に意識を向ける。
その場にいる人の発言や挙動に意識を向けて、こちらから話したりする。
自分への過剰な集中を外に向ければ、自然と不眠も緊張も改善してきた。
今回、不眠と緊張のお陰で結果的に自分をコントロールする術を学びつつあると実感している。